特級村に決して負けないピノ・ノワール造り出すキュミエール村のシャンパン。 「ネゴシアンとは違い、葡萄の栽培に失敗したとしても、他の栽培家から購入できるわけではないから、当然畑での作業にもっとも力が入る。」と 「ドメーヌは、畑での作業が命」をモットーとし日照と風通しを十分確保するための葉落しなど、実にきめ細かく畑を管理している。
キュミエール村のテロワールの特徴は、抜群の日照量で、葡萄の品質もアンボネイ村、ブジー村などの特級村を凌駕する葡萄を作り出している。
また、毎年シャンパーニュ地方324村の中で、一番最初に収穫できる事でも知られている。
村全体が東南向きの斜面で、マルヌ川に近いため反射光と寒い日の温度を和らげてくれる効果も。「山と川に囲まれたオーブンのような」地形。
この素晴らしいテロワールのお陰でえられる黒葡萄は凝縮感そのものです。ルネ・ジョフロワでは、この力強い黒葡萄のバランスを保つ為に、マロラクティック発酵を一切行ない造りです。

ルネ・ジョフロワ

ルネ・ジョフロワ プルミエ・クリュ
ピノ・ムニエ栽培の多い低地部も持つ為、プルミエクリュに留まる村だが、真南向きの中腹部で造られるピノ・ノワールの透逸性は、 アイ村やブジ−村に劣らぬもので、実際多くのグランメゾンは、そのプレステージ・キュヴェの原料の多くをこの村に求めている。
ピノ・ノワール67%、シャルドネ33%、36ヶ月瓶熟。
シャンパーニュ地方で１番収穫開始時期が早い太陽に恵まれた村らしく、黒葡萄の作付け面積が90%を超える。

ルネ・ジョフロワ キュミエール
ルネ・ジョフロワ キュミエール・ロゼ
ルネ・ジョフロワ キュミエール・ロゼ・ド・セニエ
シャンパーニュ地方は唯一、白ワインと赤ワインのブレンドが認められている産地
多くの醸造所ではシャンパーニュに赤ワインを足すことでロゼ・シャンパーニュを造ります。（ジャック・セロスがエグリ・ウーリエの赤ワインを使用）
ところがジョフロワ家では、黒ぶどうの果皮をそのまま漬け込み、一度ロゼワインを造ってから、気泡を発生させるんです。
完全に熟してしっかり色がついた黒ぶどうを使うからこそ実現できる醸造法で普通のシャンパーニュに赤い色をつけたロゼよちも果実味の濃厚なシャンパンとなります。
これはジョフロワ家だからこそ出来る技で、下手すると黒ぶどうの色とともにタンニンまでも抽出してしまい、渋みの強いロゼ・シャンパーニュになりかねません。
ジョフロワ家は長年の経験から適切な醸し具合で切り上げることで、まったく渋みを感じさせないロゼ・シャンパーニュを生み出します。
セ二エ方式で手間隙をかけて醸された同家が誇るロゼ・シャンパーニュの複雑深遠な味わいは、まさにシャンパーニュ最高峰と言っても過言ではない。

ルネ・ジョフロワ キュミエール・エクスプレッション
ルネ・ジョフロワ セレクショネ
Volpte (ヴォルリュプテ）　=　官能。2000年ヴィンテージを主体に醸された同ドメーヌのフラッグシップの一つ。
シャルドネ80％、ピノ・ノワール20％。
ルネ・ジョフロワ ミレジメ /