サントリー　「フレシネ」４銘柄９月発売　スペイン産ワインを強化

サントリーワインインターナショナル（東京）は１日、スペイン最大のワインメーカー「フレシネ・グループ」のワイン４ブランド１２商品を９月に発売すると発表した。日本で人気が高まりつつあるスペイン産ワインの強化で、ワイン事業のてこ入れを図る。

発売するのは、スペイン原産品種のブドウにシャルドネ、メルロなどの高級ブドウ品種をブレンドした「フレシネ　アシュツリー　エステート」（参考価格１１００円）、スペイン原産品種のブドウの味わいを生かした「フレシネ　ミーア」（同１２００円）、同じくスペイン原産品種にこだわり飲食店限定の「タペーニャ」（同１４６０円）、特選高品質の「ソラール　ビエホ」（同１３００～２９００円）。各ブランドで赤や白、ロゼなどのバリエーションがある。４ブランド合計で、２０１２年度（９～１２月）に４万ケース（１ケース＝７５０ミリリットル×１２本）、１３年度に１０万ケース、１５年度に１５万ケースの販売を目指す。

記者会見した同社の八木徹社長は「ワインの需要開拓に取り組む第一弾がスペイン産ワイン」と述べ、輸入ワインのさらなる強化に意欲を示した。同社によると、日本のアルコール市場が縮小傾向にあるなかでワイン市場は微増傾向にあり、１１年は前年比５％増。なかでもスペイン産の輸入は、フランス産やイタリア産を上回る１９％増の大幅な伸びを示している。

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2012年06月02日

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